シラバス情報

授業コード
54Q1M5
オムニバス
科目名
基礎数学Ⅰ
科目名(英語)
Basic Mathematics I
配当学年
1年
単位数
1単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
火曜1限、金曜1限
対象学科
先_ロボ,先_データ
コース
科目区分
共通教育科目
必選の別
選択科目
担当者
数学教員
教室
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
力学、電磁気学などの工学とのかかわりの深い分野では、現象を表現、解析する手段として2次関数、指数関数、対数関数、三角関数、ベクトルの知識は欠かせない。これらの知識が不足している学生に対して、後続する数学科目及び専門科目をスムーズに理解するために、2次関数、指数関数、対数関数、三角関数、ベクトルについて学習する。講義を中心とした授業を行い、小テスト後は SharePoint を通して理解度の確認を行う。
達成目標1
2次関数のグラフの概形を描くことができ、それを応用し2次方程式を解くことができる。【15%】
達成目標2
指数法則を用いた計算ができる。指数関数のグラフの概形を描くことができ、指数方程式を解くことに応用できる。【15%】
達成目標3
対数の性質を用いた計算ができる。対数関数のグラフの概形を描くことができ、対数方程式を解くことに応用できる。【15%】
達成目標4
三角比の意味を理解し、図形の計量に応用することができる。【20%】
達成目標5
三角関数のグラフの概形や基本的な公式を理解し、それを利用して三角関数の値を求めることができる。【20%】
達成目標6
空間ベクトルの定義を理解し、基本的な演算や内積を求めることができる。
【15%】
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
2次関数①
(平方完成、 放物線)
【授業前】関数の定義について確認するとともに、 2次関数とそのグラフの性質について、テキストを用いて調べること。(1時間)
【授業後】2次関数の頂点とそのグラフを確認し、授業中に解いた問題を解き直すことで知識の定着に努めること。(1時間)
第2回
2次関数② (2次方程式)
小テスト(1回目)
【授業前】2次方程式の解法について調べるとともに、2次関数と2次方程式との関係についてテキストを用いて調べ、理解できなかった事項をノートに記しておくこと。(1時間)
【授業後】2次関数と2次方程式との関係について確認し、授業中に解いた問題を解き直すことで知識の定着に努めること。(1時間)
第3回
指数関数①
(指数の拡張、 指数法則)
【授業前】指数の拡張と指数法則についてテキストを用いて調べ、理解できなかった事項をノートに記しておくこと。(1時間)
【授業後】指数の拡張と指数法則について確認し、授業中に解いた問題を解き直すことで知識の定着に努めること。(1時間)
第4回
指数関数②
(指数関数とそのグラフ)
小テスト(2回目)
【授業前】指数関数の定義について確認するとともに、そのグラフの概形についてテキストを用いて調べ、理解できなかった事項をノートに記しておくこと。(1時間)
【授業後】指数関数について確認し、授業中に解いた問題を解き直すことで知識の定着に努めること。(1時間)
第5回
対数関数①
(対数の定義と性質)
【授業前】対数の定義について確認するとともに、 その性質についてテキストを用いて調べ、理解できなかった事項をノートに記しておくこと。(1時間)
【授業後】対数の定義と性質について確認し、授業中に解いた問題を解き直すことで知識の定着に努めること。(1時間)
第6回
対数関数 ②(対数関数とそのグラフ)
小テスト(3回目)
【授業前】対数関数の定義について確認するとともに、そのグラフの概形についてテキストを用いて調べ、理解できなかった事項をノートに記しておくこと。(1時間)
【授業後】対数関数について確認し、授業中に解いた問題を解き直すことで知識の定着に努めること。(1時間)
第7回
三角関数①(三角比)
【授業前】三角比の定義について確認するとともに、その求め方についてテキストを用いて調べ、理解できなかった事項をノートに記しておくこと。(1時間)
【授業後】直角三角形における三角比の意味を確認し、授業中に解いた問題を解き直すことで知識の定着に努めること。(1時間)
第8回
三角関数 ②
(三角形の計量)
小テスト(4回目)
【授業前】三角形の面積、正弦定理、余弦定理についてテキストを用いて調べ、理解できなかった事項をノートに記しておくこと。(1時間)
【授業後】三角形の面積、正弦定理、余弦定理の公式について確認し、授業中に解いた問題を解き直すことで知識の定着に努めること。(1時間)
第9回
三角関数③
(一般角、 弧度法、 三角関数の定義)
【授業前】一般角、弧度法についてテキストを用いて調べ、理解できなかった事項をノートに記しておくこと。(1時間)
【授業後】弧度法と度数法の関係を確認し、授業中に解いた問題を解き直すことで知識の定着に努めること。(1時間)
第10回
三角関数④
(一般角の三角関数)
小テスト(5回目)
【授業前】三角関数の定義について確認するとともに、その相互関係についてテキストを用いて調べ、理解できなかった事項をノートに記しておくこと。(1時間)
【授業後】三角関数とその相互関係について確認し、授業中に解いた問題を解き直すことで知識の定着に努めること。(1時間)
第11回
三角関数⑤(周期性、 三角関数のグラフ)
【授業前】三角関数の性質(周期性、振幅)とそのグラフについてテキストを用いて調べ、理解できなかった事項をノートに記しておくこと。(1時間)
【授業後】三角関数の周期とグラフの特徴について確認し、授業中に解いた問題を解き直すことで知識の定着に努めること。(1時間)
第12回
三角関数⑥(加法定理)
小テスト(6回目)
【授業前】加法定理についてテキストを用いて調べ、理解できなかった事項をノートに記しておくこと。(1時間)
【授業後】加法定理について確認し、授業中に解いた問題を解き直すことで知識の定着に努めること。(1時間)
第13回
ベクトル①
(空間ベクトル)
【授業前】空間ベクトルの定義とベクトルの和、スカラー倍、成分表示などについてテキストを用いて調べ、理解できなかった事項をノートに記しておくこと。(1時間)
【授業後】空間ベクトルついて確認し、授業中に解いた問題を解き直すことで知識の定着に努めること。(1時間)
第14回
ベクトル②(内積)
小テスト(7回目)
【授業前】ベクトルの内積についてテキストを用いて調べ、理解できなかった事項をノートに記しておくこと。(1時間)
【授業後】ベクトルの内積について確認し、授業中に解いた問題を解き直すことで知識の定着に努めること。(1時間)


課題等に対するフィードバック
小テストの実施後は各受講者に小テストの結果が通知されるので、その通知内容に従って必ず復習をすること。
評価方法と基準
7回分の小テストの結果に基づいて総合得点を求め、100点満点中60点以上を合格とする。
テキスト
石村園子『工学系学生のための数学入門』共立出版 (2018年) [ISBN:978-4-320-11323-7]

衛藤和文・佐藤弘康・柳下稔・高岡邦行・堀内淳・内藤貴仁 『大学数学これだけは 精選1000問 第2版』 学術図書出版社 (2018年) [ISBN:978-4-7806-0682-9]

衛藤和文・佐藤弘康・柳下稔・高岡邦行・堀内淳・内藤貴仁『大学数学これだけは 精選1000問 解答集 第2版』 学術図書出版社 (2018年) [ISBN:978-4-7806-0683-6] 

参考図書
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科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
高校数学と大学数学の接続科目として開講している科目である。この科目で取り扱う内容は、工学を学ぶために必要とされる基本事項に絞り込んである。後続する数学科目すべてにおいて頻出するので、確実に身に着けるように心掛けて欲しい。なお、本科目の受講者は、本科目に合格しないと後続科目の「基礎数学II」を履修することができない。
履修登録前の準備
基本的な数や式の計算に慣れていることが望ましい。
また、Microsoft Teams も活用します。こちらから履修科目のチームに参加申請してください。