シラバス情報

授業コード
520328
オムニバス
科目名
倫理と技術
科目名(英語)
Ethics and Technology
配当学年
2年
単位数
2.00単位
年度学期
2026年度秋学期
曜日時限
月曜1限
対象学科
基_機械
コース
科目区分
専門科目
必選の別
選択科目
担当者
椎名 和仁
教室
1-304
実務家教員担当授業
担当教員である小職は、企業で安全品質管理と社員の人材育成に関する業務に長年携わってきた。その経験を活かし、本講座である「技術の倫理」について論じてみたい。なお、本科目はJABEE対応の科目であるため「技術士一次、二次試験」の傾向、合格後の資格の活かしたについても若干説明する。
授業の目的と進め方
技術者は、技術とその成果が社会にもたらす影響がきわめて大きいことを常に意識して、最大限の配慮の上で技術を正しく用い、向上させる責務を負う。この責務を果たすために、倫理そして、倫理学というものを基本とする、技術者倫理を学び、その視点を身に着けることを目的とする。
達成目標1
技術者の社会的責任と倫理との関わりについて説明できる。【25%】
達成目標2
技術者倫理をベースとした人材育成が重要であることについて説明できる。【25%】
達成目標3
今後さらなる多様性社会における技術者倫理の取り組みについて説明できる。【25%】
達成目標4
技術者として、倫理に関わる事件や事故に対して、自分の意見を述べることができる。【25%】
達成目標5
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
「倫理と技術」の概要(何を学ぶか)
本講義の概要、進め方について説明を行う。また、「倫理と技術」に関するアンケート調査を行い、これを参考にしながら第1回目以降の講義の進め方に役立てる。本講義のシラバスの目を通しておくこと(予習30分)。
第2回
行動する倫理
事前にテキストの第2章.行動する倫理に目を通しておここと(予習30分)。講義後、新聞や雑誌から興味がある倫理の記事を読むこと(復習30分)。
第3回
組織の倫理
事前にテキストの第3章.組織の理論に目を通しておここと(予習30分)。講義後、自身が興味のある企業の倫理(理念)を調べてみること(復習30分 )。
第4回
なぜ技術者の倫理か
事前にテキストの第4章.なぜ技術者の倫理かに目を通しておくこと(予習30分)。講義後、社会的な問題に発展した事故についてを調べてみること(復習30分 )。
第5回
事故から安全文化の展開
事前にテキストの第5章.事故から安全文化の展開に目を通しておくこと(予習30分)。講義後、講義の中で取り上げた事例をさらに自身で調べてみること(復習30分 )。
第6回
安全確保の行動の枠組み(安全文化)
事前にテキストの第6章.安全確保の行動の枠組み(安全文化)に目を通しておくこと(予習30分)。講義後、さらに自身で安全文化について調べてみること(復習30分 )。
第7回
技術者の資格
事前にテキストの第7章.技術者の資格に目を通しておくこと(予習30分)。講義後、さらに自身で今後目標とする資格について調べてみること(復習30分 )。
第8回
事故責任の法の仕組み
事前にテキストの第8章.事故責任の法の仕組みに目を通しておくこと(予習30分)。講義後、社会的な事故事例と法令との関係を調べてみること(復習30分 )。
第9回
法的責任とモラル責任
事前にテキストの第9章.法的責任とモラル責任に目を通しておくこと(予習30分)。講義後、カネミ油症事件について自身で調べてみること(復習30分 )。
第10回
コンプライアンスの規制行政
事前にテキストの第10章.コンプライアンスの規制行政に目を通しておくこと(予習30分)。講義後、自身が将来、希望する職種にコンプライアンスの取り組みについて調べてみること(復習30分 )。
第11回
説明責任
事前にテキストの第11章.説明責任に目を通しておくこと(予習30分)。講義後、説明責任がなされた出来事を自分で調べてみること(復習30分 )。
第12回
警笛鳴らし(または内部告発)
事前にテキストの第12章.警笛鳴らし(または内部告発)に目を通しておくこと(予習30分)。講義後、自身が将来、希望する職種において内部告発の仕組みを調べてみること(復習30分 )。
第13回
環境と技術者、財産的権利と国際関係
事前にテキストの第13章環境と技術者、第14章.技術者の財産的権利に目を通しておくこと(予習30分)。講義後、現座の青色発光ダイオードの用途についてを調べてみること(復習30分 )。
第14回
本講義の振り返り
第1回から第13回までの内容を振り返り、期末テストの出題の傾向を説明する。なお、テキスト第15章の技術者の国際関係は、本講義の中で説明する。


課題等に対するフィードバック
本講義では、グループディスカッションを多く取り入れ、講義の中で双方に意見交換を行う。さらに課題に対してレポート提出を求めるので、講義の中で代表的なレポートを挙げてコメントする。
評価方法と基準
期末試験(40%)、中間テスト(40%)、中間レポート(10%)、平常点(10%)として100点満点で成績評価を行う。なお、最終的な成績評価は、60点以上70点未満の場合はC評価とする。
詳細については第1回目の講義の時に説明する。
テキスト
以下の書籍を使用する。基本的には配布資料(パワーポイント)で授業を進め、配布資料は事前に Teamsで公開する。
杉本泰治 ほか著『第六版 大学講義技術者の倫理入門』丸善出版(2024) [ISBN :978-4-621-30911-7]
参考図書
山田晶ほか『倫理学講義. 第1巻』知泉書館(2025) [978-4-86285-428-5] 
藤田正勝『日本哲学入門』講談社(2024)[978-4-06-534840-6]
小出泰士 著『技術者倫理入門 : JABEE対応』丸善(2010)[978-4-621-08252-2]
畑村洋太郎著『だから失敗は起こる(NHK出版DVD+book)』日本放送出版協会(2007)[978-4-14-039460-1]
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
技術の有用性を確かめ倫理感を持って、ものづくりを実践するための能力を養うことを主目的とするための科目である。そのためにものづくり技術者として社会的責任と倫理を理解する必要がある。他の教養科目とも関連している。
履修登録前の準備
普段より、新聞・テレビ報道等から企業倫理に関する記事に目を通しておくこと。