シラバス情報

授業コード
300442
オムニバス
科目名
機械システム工学特殊研究
科目名(英語)
Special Research for MechanicalSystem Engineering
配当学年
1年
単位数
0.00単位
年度学期
2026年度春学期、2026年度秋学期
曜日時限
実習
対象学科
博後_機械
コース
科目区分
大学院科目
必選の別
必修科目
担当者
山縣 広和
教室
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
本授業は、自律的な研究者としての自己を確立するため、グローバルな総合力を持つ高度専門技術者としての問題発見、解決能力を理解・探究しする能力を身に着けることを目的とする。
そのために分野の専門的な技術を習得し、研究分野内に自己の研究を位置づける。次に、テーマにあった適切なロードマップと、個々の検証内容に多する評価方法を身に着ける。検証した結果について誠実な議論を通してその妥当性を評価する。
これら博士学位論文を取りまとめる研究活動を通じて、機械システム工学技術の進展に貢献できるようになる。
達成目標1
研究テーマ領域に関する高度の専門知識を有する専門家になることができる。【10%】
達成目標2
研究テーマ領域に関連する幅広い研究を行うことで、専門領域以外の分野も理解する能力を身につけることができる。【10%】
達成目標3
国内外の学会における発表を通して、幅広い世界観と堅実な思想を有することができる。【10%】
達成目標4
投稿論文の作成により、理論の構築や適切な表現方法を身につけることができる。【10%】
達成目標5
投稿論文の査読者との議論を通じて、第3者の意見を取り入れ、自身の研究課題の輪郭を構成できる。【10%】
達成目標6
国際会議の発表や国外への論文投稿により、実践的な英語力を身につけることができる。【20%】
達成目標7
研究計画の立案、研究遂行、学会等での成果の報告等を通じて、科学技術の進展に寄与する自律的な研究者となることができる。【30%】

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
研究開始時における研究計画書審査
過去の研究内容と自己の希望する研究テーマについて整理し、博士後期課程の方針を決定する。また審査後は、指摘事項を参考に修正を与える。
指摘された内容を整理(復習)すること(2時間)
研究計画のたたき台を作成(予習)すること(2時間)
第2回
研究計画の具体的な立案(第1期)
修正した研究スケジュールを詳細化して単年度目標を決定する。その案について、指導教員とディスカッションしマイルストーンを設定する。
研究計画を見直(復習)しておくこと(2時間)
研究遂行の実施案を作成(予習)しておくこと(2時間)
第3回
研究の遂行(第1期初期)
設定したマイルストーンに合わせて研究課題をこなす。
スケジュールを見直(復習)しておくこと(2時間)
研究をさらに発展する案を作成(予習)しておくこと(2時間)
第4回
研究の遂行(第1期中期)
設定したマイルストーンに合わせて研究課題をこなす。基礎となる実験を実施し長期計画に破綻がないことを確認する。
スケジュールを見直(復習)しておくこと(2時間)
研究をさらに発展する案を作成(予習)しておくこと(2時間)
第5回
研究に関する文献調査(第1期)
他者の研究動向を理解し、自己の研究テーマの位置付けを知ることでテーマの表現方法を模索する。また、他者の博士論文から完成時のイメージを意識する。
調査結果をまとめて(復習)おくこと(2時間)
周辺技術を調査(予習)しておくこと(2時間)
第6回
研究テーマの周辺技術の文献調査(第1期)
継続的に他者の研究動向を理解し、自己の研究テーマの位置付けを知ることでテーマの表現方法を模索する。また、他者の博士論文から完成時のイメージを意識する。
調査結果をまとめて(復習)おくこと(2時間)
理論付けを行う案を作成(予習)しておくこと(2時間)
第7回
理論付け(第1期)
調査した文献により、実験計画で示す基礎理論の妥当性を検討する。
仮理論付けを見直(復習)しておくこと(2時間)
検証実験の準備(予習)しておくこと(2時間)
第8回
研究の遂行(第1期後期):理論を裏付ける実験の遂行
構築した仮の理論の検証実験を行う。また、構築した理論の適用性について検証する。
検証実験をまとめて(復習)おくこと(2時間)
学会等の発表の準備(予習)しておくこと(2時間)
第9回
中間発表(第1期):国内の学協会での発表
国内外での学会発表により、自身の検討した論の位置付けや理論の妥当性について客観的な評価を得る。
学会で指摘された内容を整理(復習)すること(2時間)
研究計画見直し案を作成(予習)しておくこと(2時間)
第10回
研究計画の見直し(第2期)
学会発表で指摘された課題を文献などで調査し、新しい実験方法や理論のアイデアを考える。
新たな実験方法等を整理(復習)しておくこと(2時間)
新たな文献調査の準備(予習)しておくこと(2時間)
第11回
文献調査(第2期)
引き続き論文調査を行うことで自己のアイディアの立ち位置を修正し続ける。
文献調査の結果をまとめ(復習)ておくこと(2時間)
研究遂行の準備(予習)しておくこと(2時間)
第12回
研究の遂行(第2期初期)
必要に応じて学会発表および文献調査などで指摘された内容について必要な検証を行い、研究を進展させるための次の段階の実験準備を行う。
実験準備の再確認(復習)しておくこと(2時間)
実験準備の実施要領をまとめて(予習)おくこと(2時間)
第13回
研究の遂行(第2期中期)
新たな実験を行い、その実験結果にさらに新しい知見を加える。
新たな知見の整理(復習)しておくこと(2時間)
新たな理論構築の下準備(予習)しておくこと(2時間)
第14回
理論付け(第2期)
研究目標を達成するため、そして現象を説明できる一般的な理論を構築する。加えて、データを整理すると共に、関連文献の調査を行う。
理論付けの内容を整理(復習)しておくこと(2時間)
理論検証のための準備(予習)しておくこと(2時間)
第15回
研究の遂行(第2期後期):理論を発展させるための実験の遂行
研究で構築した理論の検証を行うための実験準備を行い、この実験結果より、構築した理論の妥当性を検証する。
理論の妥当性の再検証(復習)すること(2時間)
理論を発表するための準備(予習)すること(2時間)
第16回
中間発表(第2期):国内の学協会での発表
論文投稿や学会発表を通して論の妥当性を検証する。
指摘された課題等を整理(復習)すること(2時間)
研究計画見直し案を作成(予習)すること(2時間)
第17回
研究計画の見直し(第3期)
学会発表で指摘された課題等を精査し、理論の適応可能範囲を明確化し、完成度を上げるために研究計画の再構築を検討する。
再構築された研究計画を整理(復習)すること(2時間)
理論を再構築するための準備(予習)すること(2時間)
第18回
文献調査の深化(第3期)
これまでの実験結果を総合的に解釈するため、そして現象を説明できる一般的な理論を構築するため、データを整理すると共に、関連文献の調査を行う。
文献調査結果を整理(復習)しておくこと(2時間)
論文投稿の下準備(予習)しておくこと(2時間)
第19回
国内の学協会への論文投稿
上記文献調査の結果、および自身の実験データの総合的な解釈と理論の構築から、投稿論文としての独自性、有用性を明確にした論文を作成する。
論文の独自性等を確認(復習)すること(2時間)
論文投稿の照合等を検討(予習)しておくこと(2時間)
第20回
国内の学会の査読者の評価と修正
論文投稿を通して得られた指摘事項の理解と査読者との議論を通して思考の研鑽に努める。また、頂いた指摘内容を十分に理解し、回答を慎重に行う。また、論文を修正・加筆する場合は、論文全体の妥当性等も考慮して回答する。なお、論文連盟者の連携も密に行うこと重要である。
照会事項を整理(復習)すること(2時間)
国際会議発表の下準備(予習)すること(2時間)
第21回
国際的な学会での発表
見識を広めつつ、より高く視点から示唆を得るため国際会議等での発表を行う。発表準備には十分時間をかけ、論文連名者等の意見を聞いておく。また、必要に応じて質問・回答事例集を作成しておく。
意見や事例集を整理(復習)しておくこと(2時間)
国外論文投稿の下準備(予習)しておくこと(2時間)
第22回
国際的な学会への論文投稿
国際的な学会への論文掲載は、研究者に重要なプロセスである。投稿には入念な準備が必要となる。
国内の論文投稿で指摘された課題を再度整理し、自身の実験データの総合的解釈と理論構築に応用事例と評価を加え完成度の高い論文に仕上げる。
今までの指摘、データ解釈と理論構築を再確認(予習)すること(2時間)
国際投稿論文の照合を検討(復習)しておくこと(2時間)
第23回
国際的な学会の査読者の評価と修正
国際的な学会へ論文を投稿して得られた修正事項を通して研究の深化を図る。
指摘事項を再確認・修正(復習)すること(2時間)
博士論文作成の下準備(予習)すること(2時間)
第24回
博士論文の作成
博士論文は、その独自性、有用性、論の適応範囲がポイントとなる。特に、独自性は重要となるが、有用性については提案した業界への貢献が重要視される。その意味でも、学協会への掲載論文、そこで指摘された新たな課題など、一連の研究成果をまとめるため、これまでの実験データや調査結果など、全て準備しておく。
調査結果など全て再確認(復習)すること(2時間)
審査委員会の下準備(予習)すること(2時間)
第25回
論文審査委員などの意見を取り入れた博士論文の見直し
博士論文の作成は、前後の章の関係が矛盾無く、かつ最終結論にスムーズに理論等が展開でき、そこで使用される実験データの裏付けが必要となる。そのため、論文審査委員の意見を聞き、加筆・修正が行えるように準備をしておく。
意見等を全て論文に反映(復習)すること(2時間)
論文審査会の準備・練習(予習)すること(2時間)
第26回
論文審査委員による論文審査
提出された博士論文は、審査委員に精査される。また、審査会で質疑応答がなされ、その内容が学力が評価される。
論文審査の資料の理論展開、実験データ等をよく確認し、最終結論に至る説明手順がスムーズで分かり易い内容になっているか、何度も検討する(2時間)
指摘事項についてよく確認(復習)すること(2時間)
第27回
博士論文の加筆・修正
論文審査で指摘された内容を十分に理解し、論文の整合性や妥当性を考慮し、論文の加筆・修正を行う。
作成した論文を何度も確認(復習)すること(2時間)
公聴会の下準備(予習)すること(2時間)
第28回
公聴会
公聴会は大学内外に公表するので、異分野の聴講者も多い。そのため、分かり易く、簡潔な説明が要求されるので、その準備を行っておく。そして、公聴会に挑む。
指摘された内容を論文に反映(復習)すること(2時間)

課題等に対するフィードバック
提出された課題については、個々に添削した後に学生に返却する。また、共通する問題点については、次回のゼミの時に周知し、改良方法を伝達する。
評価方法と基準
学会誌への論文掲載(特に、筆頭著者として研究成果の論文が掲載)、および論文審査委員による博士論文の書面審査と審査会での審査状況、公聴会での発表状況を踏まえ、総合的な評価が行われる。
テキスト
研究テーマに関連する学術図書または学術論文(各指導教員による)
参考図書
研究テーマに関連する学術図書または学術論文(各指導教員による)
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
機械システム工学専攻博士後期課程は、グローバルな総合力を持つ高度専門技術者の育成を目標としている。それ故、本科目は、博士論文を完結させるため、論文テーマの選定から、論文テーマに関する調査、開発、実験、口頭発表・討論、論文執筆、内外による評価といった一連のプロセスを学習する科目として位置づけている。
履修登録前の準備
博士前期課程で修得した知識について、研究分野の内容を中心に復習しておくこと。また、博士前期課程と同じ領域の研究を行う場合、博士前期課程の研究の何について深く研究を行うかを整理しておくこと。博士前期課程と異なる領域を研究する場合、指導教員と研究内容について相談しておくこと。